教材内容のご案内

安見 克夫 先生

東京成徳短期大学　幼児教育科教授
板橋富士見幼稚園　園長

主な研究は、乳幼児の言葉の発達と保育学。これからの幼児教育を学ぶ人のための執筆活動、全国で講演活動を行っている。著書には『言葉とふれあい、言葉で育つ』（東洋館出版社）、『マンガでわかる園児室相談相談室』（誠文堂新光多）など多数数。

安見 克夫 先生

東京成徳短期大学　幼児教育科教授
板橋富士見幼稚園　園長

　年中は、自己中心的な生活から他者を意識した生活へ大きく変化する時期です。この時期を社会化と言います。3歳12ヶ月から4歳7ヶ月ごろにかけて、自分の世界が大きく広がり、他者を意識した自己顕示欲が強く表れてきます。そのため競争心や、自分を強く見せたいと思う気持ちを相手に押しつけたりすることで、いざこざやケンカがよく起こる時期とも言われています。このような発達過程においては、競いたいと思う力やモノをしっかり観ようとする力などを育てる体験を通して、洞察力や集中力などが養えるようにしましょう。