諸富祥彦（もろとみ よしひこ）
1963年福岡県生まれ。1986年筑波大学人間学類、1992年同大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授（１１年）を経て、現在、明治大学文学部教授。教育学博士。
日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会理事、日本産業カウンセリング学会理事、日本生徒指導学会理事。教師を支える会代表、現場教師の作戦参謀。
臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を持ち、著作は、単著、編著とも多数。
ホームページ：http://morotomi.net/
諸富祥彦
（もろとみ よしひこ）
1963年福岡県生まれ。1986年筑波大学人間学類、1992年同大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授（１１年）を経て、現在、明治大学文学部教授。教育学博士。
日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会理事、日本産業カウンセリング学会理事、日本生徒指導学会理事。教師を支える会代表、現場教師の作戦参謀。
臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を持ち、著作は、単著、編著とも多数。
ホームページ：
http://morotomi.net/
今、子どもを叱るのは難しい、と感じている親御さんが増えています。それは子どもを叱って、親子関係がこじれてしまうのをおそれているからです。
子どもは子どもで叱られ慣れていない、叱られることに免疫がないために、叱られると、ひどく傷ついてしまいます。学校の先生が子どもを厳しく叱ると、「もう学校に行きたくない」と言い始める子どもが増えてきました。すると、その子の親から学校にクレームがきます。親からのクレームをおそれて、学校の先生も、子どもを厳しく叱ることができなくなってしまいました。こうして、親からも先生からも叱られた経験がなく、叱られるとすぐに傷ついてしまう子どもがますます増えてしまっているのです。
叱ることについての親の態度は二極化しているように思います。一方は、親子関係がこじれるのをおそれて、ますます叱らなくなっていく親。もう一方は、子どもに対して、大声を出し、威嚇するような姿勢で、ヒステリックなまでに叱り続ける親です。どちらもうまくいかないのは、言うまでもありません。
今、子どもを叱るのは難しい、と感じている親御さんが増えています。それは子どもを叱って、親子関係がこじれてしまうのをおそれているからです。
子どもは子どもで叱られ慣れていない、叱られることに免疫がないために、叱られると、ひどく傷ついてしまいます。学校の先生が子どもを厳しく叱ると、「もう学校に行きたくない」と言い始める子どもが増えてきました。すると、その子の親から学校にクレームがきます。親からのクレームをおそれて、学校の先生も、子どもを厳しく叱ることができなくなってしまいました。こうして、親からも先生からも叱られた経験がなく、叱られるとすぐに傷ついてしまう子どもがますます増えてしまっているのです。
叱ることについての親の態度は二極化しているように思います。一方は、親子関係がこじれるのをおそれて、ますます叱らなくなっていく親。もう一方は、子どもに対して、大声を出し、威嚇するような姿勢で、ヒステリックなまでに叱り続ける親です。どちらもうまくいかないのは、言うまでもありません。
