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おうちの方必見!「上手な子どもの叱り方②」

おうちの方必見!「上手な子どもの叱り方②」

諸富祥彦(もろとみ よしひこ)
1963年福岡県生まれ。1986年筑波大学人間学類、1992年同大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授(11年)を経て、現在、明治大学文学部教授。教育学博士。

日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会理事、日本産業カウンセリング学会理事、日本生徒指導学会理事。教師を支える会代表、現場教師の作戦参謀。

臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を持ち、著作は、単著、編著とも多数。
ホームページ:http://morotomi.net/

諸富祥彦
(もろとみ よしひこ)

1963年福岡県生まれ。1986年筑波大学人間学類、1992年同大学院博士課程修了。英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部講師、助教授(11年)を経て、現在、明治大学文学部教授。教育学博士。

日本トランスパーソナル学会会長
日本カウンセリング学会理事
日本産業カウンセリング学会理事
日本生徒指導学会理事
教師を支える会代表
現場教師の作戦参謀

臨床心理士、上級教育カウンセラー、学会認定カウンセラーなどの資格を持ち、著作は、単著、編著とも多数。

ホームページ:
http://morotomi.net/

してはいけない叱り方

 子どもを叱るときに絶対にしてはならないのは、子どもに対して、ヒステリックに大声を出して、威嚇するように叱り続けることです。
 子どもを叱るときに、絶対ダメなポイントをあげてみましょう。

  1. 大声で、威嚇する
  2. 大きな声で怒鳴られると、それだけで子どもは精神的に追い詰められます。

  3. 子どもを全面否定するように叱る
  4. 「なんど言ったら、わかるの!」
    「ばかなんじゃないの」
    「ダメな子ね」など。


  5. きょうだいや、友だちと比較して叱る
  6. 「〇〇くんはできるのに、どうしてできないの」
    「おにいちゃんは頭よかったのに、だめだねぇ」

     このように、友だちやきょうだいと比較して叱られると、「ぼくなんてだめなんだ」「どうせだめな子なんだ」と自己否定的な感覚が育ってしまいます。「どうせぼくなんてダメだ」と思い始めると、心の折れやすい子に育ってしまいます。つらいことや苦しいことがあったときにも、ふんばり、立ち直ることができる力〈レジリエンス〉の低い子に育ってしまうのです。


  7. ものを投げたり、何かに当たったりしながら叱る
  8. 「どうしてできないんだ!」と子どもを威嚇しながら、机をバンバンとたたきながら叱るような親もいます。これは叱るを超えて、暴力であり、虐待です。大きな声で怒鳴り続けるのも、同じような威嚇的な要素を含んでいます。こういう叱られ方をされた子どもは、心をフリーズさせて耐えるしかありません。心を凍らせ、何も感じないようになることで耐えるのです。
    子どもを叱るお母さん
     こうした体験を長くしているとのちに重篤な心の病や、犯罪などの問題行動に出ることも少なくありません。子どものことを全面否定するような言葉や、威嚇するような態度で、子どもに恐怖感を与えて叱るのは、子どもの一生にかかわるような大きな心の傷を生んでしまいます。これは、絶対ダメな叱り方です。

してはいけない叱り方

 子どもを叱るときに絶対にしてはならないのは、子どもに対して、ヒステリックに大声を出して、威嚇するように叱り続けることです。
 子どもを叱るときに、絶対ダメなポイントをあげてみましょう。

  1. 大声で、威嚇する
  2.  大きな声で怒鳴られると、それだけで子どもは精神的に追い詰められます。

  3. 子どもを全面否定するように叱る
  4. 「なんど言ったら、わかるの!」
    「ばかなんじゃないの」
    「ダメな子ね」など。


  5. きょうだいや、友だちと比較して叱る
  6. 「〇〇くんはできるのに、どうしてできないの」
    「おにいちゃんは頭よかったのに、だめだねぇ」

    このように、友だちやきょうだいと比較して叱られると、「ぼくなんてだめなんだ」「どうせだめな子なんだ」と自己否定的な感覚が育ってしまいます。「どうせぼくなんてダメだ」と思い始めると、心の折れやすい子に育ってしまいます。つらいことや苦しいことがあったときにも、ふんばり、立ち直ることができる力〈レジリエンス〉の低い子に育ってしまうのです。


  7. ものを投げたり、何かに当たったりしながら叱る
  8.  「どうしてできないんだ!」と子どもを威嚇しながら、机をバンバンとたたきながら叱るような親もいます。これは叱るを超えて、暴力であり、虐待です。大きな声で怒鳴り続けるのも、同じような威嚇的な要素を含んでいます。こういう叱られ方をされた子どもは、心をフリーズさせて耐えるしかありません。心を凍らせ、何も感じないようになることで耐えるのです。
    子どもを叱るお母さん
     こうした体験を長くしているとのちに重篤な心の病や、犯罪などの問題行動に出ることも少なくありません。子どものことを全面否定するような言葉や、威嚇するような態度で、子どもに恐怖感を与えて叱るのは、子どもの一生にかかわるような大きな心の傷を生んでしまいます。これは、絶対ダメな叱り方です。

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