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おうちの方必見!「親子でコミュニケーション ⑧」

おうちの方必見!「親子でコミュニケーション ⑧」

江藤 真規(えとう まき)
(株)サイタコーディネーション 代表
教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表、母親のための学びの場「マザーカレッジ」主宰。自身の子どもたちの中学受験を通じ、コミュニケーションの大切さを実感し、コーチングの認定資格を習得。現在、講演、執筆活動などを通して、教育の転換期における家庭での親子コミュニケーションの重要性、母親の視野拡大の必要性を訴えている。著書は「勉強が好き!の育て方」(実務教育出版)、「7つの習慣」で東大脳を育てる」(学研パブリッシング)など多数。公益財団法人民際センター評議員。アカデミックコーチング学会理事。一般社団法人日本ペンクラブ会員。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。

江藤 真規
(えとう まき)

(株)サイタコーディネーション 代表
教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表、母親のための学びの場「マザーカレッジ」主宰。自身の子どもたちの中学受験を通じ、コミュニケーションの大切さを実感し、コーチングの認定資格を習得。現在、講演、執筆活動などを通して、教育の転換期における家庭での親子コミュニケーションの重要性、母親の視野拡大の必要性を訴えている。著書は「勉強が好き!の育て方」(実務教育出版)、「7つの習慣」で東大脳を育てる」(学研パブリッシング)など多数。公益財団法人民際センター評議員。アカデミックコーチング学会理事。一般社団法人日本ペンクラブ会員。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。

子育てを2つの軸で考える

 ジャンプ!今ドキの子育ての悩みは、少し複雑です。「子どもが言うことをきかない」「子どもが勉強しない」という、子どもの行為に対する悩みに加えて、「私が子どもとうまく関われない」という、自分自身の未熟感を感じているお父さん、お母さんが多くおいでになります。「怒ってはいけない」「ほめて育てなければいけない」という、正解らしき子育て情報が氾濫する環境が、子育てに息苦しさをもたらしています。更には、ロボットやAIと共存していく未来社会に対して、「子どもに何をやらせたらいいのか分からない」という焦り感も、多く聞こえてきます。不透明な未来に向かった「子育て」には、過去にはなかった困難感があるようです。確かに社会は大きな過渡期を迎えており、子どもと関わる大人たちに、新しい価値観が求められているのは事実です。
 では、情報に振り回されず、未来社会に向かった子育てをするためには、どうしたらいいのでしょうか。おすすめしたいのが、「子育てを2つの軸で考える」という試みです。長期的なゴール、短期的なゴールの2つを作り、子どもと関わっていくということです。

>>「親子でコミュニケーション ①」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ②」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ③」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ④」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑤」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑥」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑦」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑨」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑩」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑪」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑫」はこちら

長期的なゴールで将来に向けての成長を

 長期的なゴールとは、将来我が子にはどういう人生を歩んでもらいたいかという、今後の見通しのことです。社会の変化とともに、子どもに求められる力は変化しています。想像力、思考力、表現力等、見えない力が重要であることが言われていますが、これらの力は「見えない」がために、身についているかどうかが分からないのです。成果として見えないのです。ですから、「大人になった我が子」のイメージからさかのぼり、そのために「子ども期」である今、何が大切なのかを模索していきます。親にとってはどうでもいいようなことに没頭しているときにも、長期的な軸で捉えてみると、「集中力が育っているな」と解釈できます。反抗してくる我が子に対しても、「自己主張しているな」と。長期的なゴールがあれば「今は出来ないこと」に対して、余裕をもって構えられるようになるものです。
 2つの軸で子育てを考えてみると、今の成長を楽しみながら、ゆったりとした気持ちで子どもの育ちを観察できるようになるはずです。不透明な未来に対する不安を、「私たちが作る未来」と置き換え、お子さんとの日々を楽しんでください。

 

子育てを2つの軸で考える

 ジャンプ! 今ドキの子育ての悩みは、少し複雑です。「子どもが言うことをきかない」「子どもが勉強しない」という、子どもの行為に対する悩みに加えて、「私が子どもとうまく関われない」という、自分自身の未熟感を感じているお父さん、お母さんが多くおいでになります。「怒ってはいけない」「ほめて育てなければいけない」という、正解らしき子育て情報が氾濫する環境が、子育てに息苦しさをもたらしています。更には、ロボットやAIと共存していく未来社会に対して、「子どもに何をやらせたらいいのか分からない」という焦り感も、多く聞こえてきます。不透明な未来に向かった「子育て」には、過去にはなかった困難感があるようです。確かに社会は大きな過渡期を迎えており、子どもと関わる大人たちに、新しい価値観が求められているのは事実です。
 では、情報に振り回されず、未来社会に向かった子育てをするためには、どうしたらいいのでしょうか。おすすめしたいのが、「子育てを2つの軸で考える」という試みです。長期的なゴール、短期的なゴールの2つを作り、子どもと関わっていくということです。

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>>「親子でコミュニケーション ③」はこちら
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>>「親子でコミュニケーション ⑨」はこちら
>>「親子でコミュニケーション ⑩」はこちら
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長期的なゴールで将来に向けての成長を

 長期的なゴールとは、将来我が子にはどういう人生を歩んでもらいたいかという、今後の見通しのことです。社会の変化とともに、子どもに求められる力は変化しています。想像力、思考力、表現力等、見えない力が重要であることが言われていますが、これらの力は「見えない」がために、身についているかどうかが分からないのです。成果として見えないのです。ですから、「大人になった我が子」のイメージからさかのぼり、そのために「子ども期」である今、何が大切なのかを模索していきます。親にとってはどうでもいいようなことに没頭しているときにも、長期的な軸で捉えてみると、「集中力が育っているな」と解釈できます。反抗してくる我が子に対しても、「自己主張しているな」と。長期的なゴールがあれば「今は出来ないこと」に対して、余裕をもって構えられるようになるものです。
 2つの軸で子育てを考えてみると、今の成長を楽しみながら、ゆったりとした気持ちで子どもの育ちを観察できるようになるはずです。不透明な未来に対する不安を、「私たちが作る未来」と置き換え、お子さんとの日々を楽しんでください。

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