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おうちの方必見!「親子でコミュニケーション ⑫」

おうちの方必見!「親子でコミュニケーション ⑫」

江藤 真規(えとう まき)
(株)サイタコーディネーション 代表
教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表、母親のための学びの場「マザーカレッジ」主宰。自身の子どもたちの中学受験を通じ、コミュニケーションの大切さを実感し、コーチングの認定資格を習得。現在、講演、執筆活動などを通して、教育の転換期における家庭での親子コミュニケーションの重要性、母親の視野拡大の必要性を訴えている。著書は「勉強が好き!の育て方」(実務教育出版)、「7つの習慣」で東大脳を育てる」(学研パブリッシング)など多数。公益財団法人民際センター評議員。アカデミックコーチング学会理事。一般社団法人日本ペンクラブ会員。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。

江藤 真規
(えとう まき)

(株)サイタコーディネーション 代表
教育コーチングオフィス「サイタコーディネーション」代表、母親のための学びの場「マザーカレッジ」主宰。自身の子どもたちの中学受験を通じ、コミュニケーションの大切さを実感し、コーチングの認定資格を習得。現在、講演、執筆活動などを通して、教育の転換期における家庭での親子コミュニケーションの重要性、母親の視野拡大の必要性を訴えている。著書は「勉強が好き!の育て方」(実務教育出版)、「7つの習慣」で東大脳を育てる」(学研パブリッシング)など多数。公益財団法人民際センター評議員。アカデミックコーチング学会理事。一般社団法人日本ペンクラブ会員。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。

自己肯定感を高める

 ポジティブな男の子ここで、自己肯定感について考えてみましょう。自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」と思える気持ちと理解されていますが、私はここに他人軸も入れ、「自分はOK、相手もOKと思える状況」と解釈しています。相手と同じ考えを持つということではありません。相手の意見を尊重した上で、自分の意見を持っているということです。相手を知った上で、自分を知ってもらう。常に他者と生きている人間にとって、他者から理解されることこそ、「自分は大丈夫だ」と思えるきっかけとなり、そこから自己肯定感は高まっていきます。
 相手を知る、そして自分を知ってもらう。このいとなみこそが「対話」です。自分とは異なる価値観を持った他者とのやり取りを通して、自分も相手もOKと思える状況に向かっていく。意味のズレをすり合わせ、共有していくプロセスを通して、自己肯定感が育まれていきます。
 コミュニケーションは習慣化します。家庭で親子の対話があれば、子どもは外でも当たり前のように対話をします。そして周囲の人間関係の中で、勝手に自己肯定感を高めていくようになるでしょう。
 子育てとは、子どもに安心安全な環境を準備していく行為です。一方で、子どもが自分で環境を整えていけるよう、自立を促していく取り組みでもあります。子どもに「何かをやってあげる」という発想を超えて、子どもが自ら動いていける環境を整えることに、是非とも意識を傾けてください。そのために、まずは対話をしてみませんか。子どもの自己肯定感を高め、自分の力で未来に向かって生きていける子どもを育てるために、親子の対話は必ず役立つことと思います。

 

自己肯定感を高める

 ポジティブな男の子ここで、自己肯定感について考えてみましょう。自己肯定感とは「自分は大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在だ」と思える気持ちと理解されていますが、私はここに他人軸も入れ、「自分はOK、相手もOKと思える状況」と解釈しています。相手と同じ考えを持つということではありません。相手の意見を尊重した上で、自分の意見を持っているということです。相手を知った上で、自分を知ってもらう。常に他者と生きている人間にとって、他者から理解されることこそ、「自分は大丈夫だ」と思えるきっかけとなり、そこから自己肯定感は高まっていきます。
 相手を知る、そして自分を知ってもらう。このいとなみこそが「対話」です。自分とは異なる価値観を持った他者とのやり取りを通して、自分も相手もOKと思える状況に向かっていく。意味のズレをすり合わせ、共有していくプロセスを通して、自己肯定感が育まれていきます。
 コミュニケーションは習慣化します。家庭で親子の対話があれば、子どもは外でも当たり前のように対話をします。そして周囲の人間関係の中で、勝手に自己肯定感を高めていくようになるでしょう。
 子育てとは、子どもに安心安全な環境を準備していく行為です。一方で、子どもが自分で環境を整えていけるよう、自立を促していく取り組みでもあります。子どもに「何かをやってあげる」という発想を超えて、子どもが自ら動いていける環境を整えることに、是非とも意識を傾けてください。そのために、まずは対話をしてみませんか。子どもの自己肯定感を高め、自分の力で未来に向かって生きていける子どもを育てるために、親子の対話は必ず役立つことと思います。

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