来年度から小学校で本格的に実施される新学習指導要領は、子どもたちにより確実に『生きる力』を身に付けてもらえる教育を目指して、これまでの“教わる”ことがメインの授業から、自ら学び、考え、理解を深められるような授業への改善を図っていこうとしています。新学習指導要領では『主体的・対話的で深い学び』と表現されているのですが、一体どのような教育を目指しているのでしょうか？

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　深い学びとは、学んだことを活用(思考・判断・表現)して、より深い理解につなげていくことです。言葉で学んだだけの知識は、言葉としての記憶にとどまってしまいますが、その知識を活用し、そこから得た結果などと結び付けることによって、自分のものとして身に付き、さらに磨かれていきます。そうやって、将来にわたって生かすことのできる力を身に付けることを目指しています。

　『主体的・対話的で深い学び』とは、目先の“テストのため”となりがちだった勉強を、本当の意味で“将来のため”の学びとなるように子どもたちにアプローチするということです。そして、アクティブ・ラーニングの視点で、子どもたちを受け身にさせない授業を行い、幅広い考えと深い理解を伴った「確かな学力」を身に付けられるようにすることを目指しているのです。

★目指すのは、“将来のため”に学び、“幅広い考え”と“深い理解”を伴った『生きる力』を身に付けるための教育