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　来年度から小学校で本格的に実施される新学習指導要領は、これまでの成果や反省を踏まえ、『生きる力』をより確実に身に付けられるようにするために改訂されました。「何ができるようになるか」という形で目標を明確にし、『主体的・対話的で深い学び』をテーマに授業の改善を図っていこうとしています。学習内容については、これまでのものからの削減はせずに、課題となっている部分の見直しや、これからの時代に必要なことを新たに加える形で考えられています。新たに加わる内容の１つとして、“プログラミング教育”が挙げられていますが、どのような内容なのでしょうか？

　今の私たちの生活とコンピュータプログラムは切り離せない関係にあります。しかし、当たり前のように日常に入り込んでいるために、その存在を認識することが難しくもあります。そこで、子どもたちにそれを認識させることがプログラミング教育の１つの目的です。そして、その仕組みを考えたり、実際に体験したりしながら、プログラミング的思考を身に付けさせていくことがもう１つの目的です。けっして、プログラミングができるようになることを目指しているわけではありません。